趣旨・ねらい
社会や経済の変化に伴い、職場で働く従業員の負荷が高まっています。また、人材の多様化に伴うコミュニケーションの変化も、更なるストレスを招いています。それらの背景から、職場内におけるメンタルへルスケアの必要性が高まり、平成27年には法改正により、企業にはメンタルヘルス対策が義務化されます。
本セミナーの目的は下記の通りです。
①平成27年12月に改正される労働安全衛生法に伴う組織のメンタルへルス対策を理解し、今後に備える。
②職場のストレスを未然に予防するために、「職場の多様化するコミュニケーション手法」を学ぶ。
上記の事柄を管理職の方に学習していただき、ストレス耐性の高い職場づくりを実現します。
プログラム内容
- 1.ストレスチェック義務化法案
- 平成27年12月1日施行予定の改正労働安全衛生法で組織に求められていることを理解し、それに伴う組織のメンタルヘルス対策を確認します。
- 2.組織や人材の多様化とストレス
- 社会や経済の変化やグローバル化、再雇用制度、女性の進出、IT普及などにより生じるコミュニケーションに関する新たな組織の問題と必要な対応力を学びます。
- 3.多様性対応力向上
[1]自己のコミュニケーション傾向 - 交流分析によるエゴグラムチェック。
自己のコミュニケーション傾向とストレスの関係。
- 4.多様性対応力向上
[2]相手の話を聴くスキル - メンタルヘルス不調者を未然に防ぐための必須スキルである傾聴の重要性とポイントを学び、練習します。
- 5.多様性対応力向上 【講義・ペアワーク】
[3]ストレスを軽減する受け止め方 - 感情の処理をしてスキルを使い、本来の効果的なストレス対処をして部下対応力を向上します。
- 6.多様性対応力向上 【講義・ペアワーク】
[4]ストレスを溜めないコミュニケーション - 自己の傾向に必要な受け止め方の修正を行い、相手に共感を示しながら自己の考えを素直に伝える「アサーション」を学びます。
- 7.メンタルヘルス予防対策の進め方
- 改正労働安全衛生法によるストレスチェックにかからない人材育成
研修の様子
参加者の声
- Aさん
- 部下の接し方で悩んでおり、どう変えて良いのかわからなかったが、
具体的な解決策のヒントを多くいただけた。
- Bさん
- 参加者の方が質問をたくさんしており、リアルな事例や対応策が参考になりました。
- Cさん
- 会社としてメンタル対策を意識し始めており、
具体的に何から始めたらよいのか考えるきっかけができました。
実施要項
- 対象
- 管理職およびその候補の方
- 日時
- 2015年2月18日(水) 09:30 ~ 16:45